開かずの金庫、海外スペシャル・・・・

仕事を終え帰宅。 開かずの金庫が放送されていたので

夕食をとりながら見ました。

途中から見たのですが、日本の技術者がダイアルを探り切れず

穴開け作業に変更。 ドリルで穴を開けようとするが穴は開かず・・・・・

ここで穴開けのプロを呼び、金庫に穴を開けてもらい、内視鏡でダイアルの円盤を揃え開錠・・・・・・・・

視聴者として個人的な感想・・・・呼ばれた穴開けのプロはロックスミス(アメリカの錠前技術者)で、日本の技術者は金庫を開ける技術が無く、アメリカの錠前技術者に開錠ポイントに穴を開けてもらい、その後、日本の技術者が内視鏡を覗き円盤を揃え開錠・・・・・・・・・日本の技術者がすべて開けたような番組の流れに驚きました。  本場アメリカのロックスミスを穴開けのプロと紹介するのは失礼だと思いましたが・・・・・・・・・・ 

海外の金庫は古い金庫でもハードプレートと呼ばれるドリル防御板が金庫扉内に埋め込まれてます。この防御板は市販のドリルでは穴か開かない構造になっています。ロックスミス専用のドリル、貫通作業用の工具が必要です。この工具はロックスミスの有資格者でなければ購入することができません。 アメリカのロックスミス協会に入会して20年。技術を磨いてきましたが、最近の金庫は特に神経を使います。

当社では海外製の金庫の作業を行いますが、最近の海外製の強力金庫などは、ハードプレートに穴開け出来たとしても、金庫錠本体と扉の間に特殊なプレートが埋め込まれており、金庫錠本体に到達する前にそのプレートが割れ、ワイヤーリロッカーと呼ばれる防犯装置が四方にかかり開錠困難となります。 ダイアル錠についても探り開錠が出来ないダイアル錠(マニピュレーション プルーフ)が取付られている事もあります。